2020年の明智光秀の大河ドラマ、「麒麟がくる」のキャストをまとめました。
令和初の大河ドラマは特別なもの、新たな時代の大河ドラマの始まりだそうですが、その大事な主役に選ばれたのは、あの有名な本能寺の変を起こした明智光秀です。
明智光秀の大河ドラマの概要、キャストを紹介しています。
明智光秀 大河ドラマのキャストと概要
「麒麟」とは、太平の世に現れるという伝説上の動物です。
「王が仁のある政治を行う時に必ず現れるという聖なる獣」である麒麟は、来るのでしょうか。
大河ドラマは、応仁の乱で荒れ果てた世を立て直すところから始まりますので、「王が仁」と「応仁の乱」とをかけたのかもしれません。
また史実での光秀の前半生については殆ど不明ですが、有力とされている土岐(とき)氏流明智氏として描かれるようです。
若い頃の光秀の主君は、美濃のマムシと言われ、下剋上により事実上美濃の支配者になった齋藤道三(利政)です。
明智光秀は、勇猛果敢で、尚且つ頭脳明晰な智将として描かれるそうです。
明智光秀、斎藤道三、織田信長は勿論、今川義元、秀吉、家康についても丹念に描かれるそうです。
麒麟がくるの企画意図に、最近の研究や新解釈を盛り込む旨の記載があります。
明智光秀は史料が少ない人物で、信長に仕える以前のことは謎だらけです。
大河ドラマの主役になることで、近年注目を集めており、光秀に医学の知識があったこと、光秀の重臣・左馬助の新たな史料等が新発見されています。
麒麟がくるがいう新解釈とは何だろうかと、新しい光秀が見れそうで期待してしまいます
また、大河ドラマを機に光秀の研究が進むと良いなと思います。
では、明智光秀の大河ドラマのキャストについて記載します。
歴史上の人物が史実ではどのような人物であったか、別の記事に書いていますので、興味ある方はクリックしてご覧ください。
明智光秀(主役)
明智光秀(演:長谷川博己)(敬称略)
幼少期の光秀役は五十嵐陽向です。
土岐源氏の流れを汲む明智家の嫡男、通称は十兵衛(じゅうべえ)です。
父の明智光綱は、光秀が幼い頃、亡くなってしまい、母・牧、叔父・光安に育てられます。
明智家は、美濃にある「明智荘」(あけちのしょう)を拠点にしていました。
勇猛さと知力を合わせ持った光秀は、美濃の実力者・斎藤道三に、見いだされ、重宝される存在になります。
道三に従い、勇猛に戦い戦場で活躍する光秀に試練の時が訪れます。
斎藤道三が嫡男・義龍(高政)と対立して、長良川の戦いが起きました。
光秀は道三に従いますが、道三が討たれて敗北すると、光秀も美濃を追われてしまいます。
越前に逃れた光秀は、やがて織田信長、細川藤孝らと共に、足利義昭の上洛に尽力し、光秀の運命が大きく動くことになります。
明智牧(光秀の母)
明智牧(演:石川さゆり)
実在した光秀の母と伝わる人物です。
亡くなった光秀の父の代わりに、「武士としての心構え」を光秀に教える厳しくも優しい光秀の母です。
光秀の聡明で優しい性格は、母の牧譲りというのが麒麟がくるでの設定です。
史実上は謎だらけで殆ど分かっていませんが、母・牧が亡くなったことと織田信長が関係しているという逸話があります。
また、牧野お墓には、その恨みが本能寺の変の一因という説明が記載されています。
明智光安(光秀の叔父)
明智光安(演:西村まさ彦)
明智左馬助の父、また明智光綱の弟であり、光秀の叔父に当たります。
幼くして父を失った光秀の後見役を務め、光秀が成長するまで明智家当主として斎藤道三に仕えます。
明智家の行く末を常に案じていた光安は、長良川の戦いで敗北すると明智城と運命を共にする決意をします。
明智家宗家の嫡男・光秀に明智家の未来を託し、左馬助と共に落ち延びさると、命を散らしました。
明智光綱(光秀の父)
明智光綱(演:尾関伸次)
土岐源氏の流れを汲む明智家の当主。
光秀が幼い頃亡くなっており、明智光安が光秀の後見になります。
戦渦に巻き込まれた幼い頃の駒を助け出しています。
煕子(光秀の正室)
煕子(ひろこ)(演:木村文乃)
豪族・妻木氏の娘で光秀の心の支えとなる人です。
芯の強さ、明るさ、聡明さを併せ持ち、光秀に生涯寄り添い続ける正室です。
史実上でも煕子の聡明さ、夫婦仲の良さは逸話として伝わっています。
麒麟がくるで、厳しい明智家の家計をやり繰りする姿は、自身の黒髪を売って光秀の大事な客をもてなしたという逸話を連想させます。
また、麒麟がくるでは、幼少期に光秀からプロポーズされていたという思い出を持ちます。
岸(光秀の長女)
岸を演じた女優:喜多紗弓(1歳)、宝辺花帆美(7歳)、白鳥玉季(10歳)、平尾菜々花(14歳)、天野菜月(20歳)
光秀と煕子の長女です。
荒木村次に輿入れし、村次が父・村重と共に、信長に離反した為、離縁します。
後に、左馬助と再婚するものの、山崎の戦いで明智軍が敗北した為、坂本城と運命を共にして果てました。
たま(光秀の次女)
たまを演じた女優:岡部光花莉(1歳)、岡部明花莉(1歳)、志水心音(6歳)、竹野谷咲(9歳)、芦田愛菜(16歳)
(※:岡部光花莉と岡部明花莉は双子ちゃんだそう。)
明智光秀の娘で、お岸の妹です。
細川忠興に嫁ぎ、賢明なたまは舅の藤孝にも気に入られていたと言います。
ですが、謀反人の娘になり、不遇の時を過ごします。
心のよりどころを求めるように、キリスト教に惹かれて、ガラシャの洗礼名を受ける人物です。
十五郎(光秀の嫡男)
十五郎を演じた俳優:深川大賀、石塚陸翔
明智光慶(あけち みつよし)の名前で知られています。
本能寺の変前後、光秀亡き後についても諸説ある人物で、麒麟がくるでの描かれ方に注目です。
明智左馬助(光秀の従兄弟)
明智左馬助(あけちさまのすけ)(秀満)(演:間宮祥太朗)
光秀の叔父・明智光安の嫡男で、光秀の従兄弟です。
明智五宿老という明智家の重臣の一人でもあります。
明智城落城の際に、父・光安から光秀を託され、無事、脱出に成功します。
後に、光秀の娘の再婚相手になります。
本能寺の変を起こす際は、事前に相談される位、光秀の信頼を得る人物です。
山崎の戦いで敗北した後、坂本城に入城する為に、強行したという「湖水渡り伝説」は、歌舞伎の題材になる位、有名な話です。
藤田伝吾(光秀の重臣)
藤田伝吾(ふじたでんご)(演:徳重聡)
明智五宿老という光秀の腹心の一人です。
明智光綱の代から明智家に仕え、誠実な部下として光秀を支えます。
光秀一行が越前に逃れている間、牧との約束を守り明智荘を保守しています。
槍を得意とし武勇に優れ、本能寺の変を起こす際も、光秀に相談された人物です。
斎藤利三(光秀の重臣)
斎藤利三(演:須賀貴匡)
美濃の武士で稲葉良通に仕えていましたが、逃亡し光秀に庇護を求めてきました。
斎藤利三を巡り、信長と言い争いにもなりましたが、光秀の家臣団に加わり、明智五宿老になる人物です。
本能寺の変に付き従い、後に非業の最期を遂げます。
娘に春日局(徳川家光の乳母)がいます。
常(明智家の女中)
常(演:生越千春)
明智家が美濃にいた頃から、炊事や掃除など、身の回りの世話をしています。
木助(明智家の使用人)
木助(演:水野智則)
美濃に居た頃から、常と共に明智家を切り盛りする使用人です。
木助は力仕事、連絡役をしています。
斎藤道三(利政)(光秀の主君)
斎藤道三(さいとうどうさん)(利政)(演:本木雅弘)
斎藤龍興(高政)、帰蝶、孫四郎、喜平次の父です。
斎藤道三の父は油売りであり、父子二代で美濃を乗っ取ったことで知られる人物です。
名のある武士にまで出世した父からバトンを渡された道三は、美濃の守護代にまで上り詰めます。
美濃の守護代でありながら実権を握り、後に主君の土岐家を追い落として美濃の国主になる様は、美濃のマムシと恐れられました。
下克上大名の典型である斎藤道三は、明智家の主君でもあり、抜群の軍事力とずる賢い面も持ち、金銭欲も高い人物です。
また、道三は正室に光秀の叔母・小見の方を迎えたことで、光秀と親戚関係でもあります。
斎藤義龍(高政)(光秀の学友)
斎藤義龍(さいとうよしたつ)(高政)(演:伊藤英明)
父の道三は、土岐頼芸(ときよりのり)から、妾の深芳野(みよしの)を下賜されています。
道三はその深芳野を側室とし、道三の間の子として義龍は生まれます。
しかし、義龍は自身の出生について疑問がある様子です。
自身の実父は土岐頼芸ではないのか、油売りの血筋ではなく、美濃の国主・土岐家の血が流れているのではないかと考えだします。
自身の出自にこだわり、道三と不仲になっていきます。
麒麟がくるでは、光秀と学友であるという設定です。
長良川の戦いで勝利した義龍は、美濃を治め手腕を発揮しますが、35歳の若さで病没します。
帰蝶(光秀の従兄妹)
帰蝶(きちょう)(別名:濃姫のうひめ)(演:川口春奈)
美濃のマムシ・斎藤道三の娘として知られる帰蝶(濃姫)。
帰蝶の母は、道三の正室・小見の方です。
小見の方は、明智光秀の叔母であり、帰蝶と光秀は従兄妹同士という関係になります。
その関係から、小さい頃から光秀や明智家の人間と親しく、光秀に思いを寄せている設定です。
初婚は美濃の守護・土岐頼純、後に道三の命令で、織田信長と政略結婚をします。
道三譲りの気丈さ、才知のある人物で、信長の寵愛を受けます。
小見の方(光秀の叔母)
小見の方(演:片岡京子)
光秀の叔母で、人質として道三の元へ送られますが、後に正室になります。
帰蝶、孫四郎、喜平次の母です。
肺の病気を患っており、病魔と闘っていました。
深芳野(義龍の母)
深芳野(みよしの)(演:南果歩)
斎藤道三の側室で斎藤義龍(高政)の生母。
以前は美濃の守護・土岐頼芸の妾であり、下げ渡されてから1年未満で義龍を出産しています。
それ故、義龍に自身の出生について疑問を持たれ、深芳野の言葉で義龍は困惑していきます。
美濃一の美女とも言われた人物です。
斎藤孫四郎(道三の次男)
斎藤孫四郎(演:長谷川純さん)
義龍(高政)に家督譲られたことに不安を持ち、喜平次や帰蝶と共に、義龍を退かせるよう画策します。
光秀にも尽力を求めますが、断られています。
一方、義龍(高政)は廃嫡を恐れるようになり、重臣の日根野備中守に命じて孫四郎を討ち取らせました。
斎藤喜平次(道三の三男)
斎藤喜平次(演:犬飼直紀)
喜平次と孫四郎は、斎藤道三の寵愛を受けていたと言われています。
孫四郎と共に、長兄・義龍の失脚を企てますが、義龍の騙し討ちにあい、日根野備中守に斬られて落命します。
日根野備中守(義龍の家臣)
日根野備中守(演:山本浩貴)
日根野 弘就(ひねの ひろなり)のこと。
斎藤道三に仕えた後に、義龍の家臣になります。
義龍(高政)に命じられ、斎藤孫四郎、喜平次を稲葉山城内にて討ち果たします。
稲葉良通
稲葉良通(いなばよしみち)、別名で一鉄(いってつ)(演:村田雄浩)
土岐頼芸の家臣から斎藤道三の家臣になります。
その後、斎藤義龍(高政)をそそのかし、道三と対立すると義龍につきます。
美濃三人衆筆頭と呼ばれるほど斎藤家の重臣になりますが、斎藤龍興の代になると龍興を見限り、信長に仕えます。
後に、斎藤利三を巡り光秀と揉め事を起こします。
後の世の春日局の外祖父としても有名です。
土岐頼芸(美濃の元国主)
土岐頼芸(ときよりのり)(演:尾美としのり)
土岐頼芸は次男でありながら、土岐氏当主で美濃の守護の座についた人物です。
美濃の守護の座を巡り、兄と骨肉の争いを繰り広げます。
この時、土岐頼芸の勝利に大きく貢献したのが、斎藤道三です。
当時、道三は頼芸の重臣でした。
土岐頼芸は、重臣・斎藤道三と手を結び、兄を美濃の守護の座から追い落として、自身が美濃の守護の座につきます。
しかし、後に道三に追放され、守護の座を道三に乗っ取られ没落します。
道三の国盗り物語として、戦国の下剋上を代表する話として知られています。
土岐頼純(帰蝶の初婚相手)
土岐頼純(ときよりずみ) (演:矢野聖人)
土岐頼芸の兄・頼武の嫡男で、正室は道三の娘・帰蝶です。
織田信秀と手を組み、美濃に戦火をもたらしたことから、道三に滅ぼされた美濃の守護大名です。
織田信秀(信長の父)
織田信秀(演:高橋克典)
織田信長の父で、光秀の主君・斎藤道三のライバル。
尾張を拠点に海運を牛耳り富を蓄え、道三や駿河の今川と争う智勇共に優れた武将です。
斎藤道三が土岐頼芸(ときよりのり)と争った時は、頼芸を支持しています。
土田御前(信長の母)
土田御前(どたごぜん)(演:檀れい)
信長の父・信秀の継室で、信長、信勝の生母です。
信長の母でありながら信長を嫌い、弟の信勝を溺愛します。
織田信長
織田信長(演:染谷将太)
織田信秀の嫡男で、言わずと知れた後の光秀の主君となる人です。
若い頃の信長は、奇抜な格好や行動をし、うつけ者と言われていました。
ですが、後の桶狭間の戦いでは見事な采配を見せ、次いで美濃を平定して勢力を拡大します。
足利義昭を奉じて上洛し、天下人の道を歩んでいきます。
織田信忠(信長の嫡男)
織田信忠(演:井上瑞稀)
幼少期を演じたのは加藤矢紘、少年期は柴崎楓雅。
織田信長の嫡男で、幼名は奇妙丸、帰蝶が養育した信長の嫡男です。
後に、家督を継ぎますが、本能寺の変が起き非業の最期を迎えます。
織田信勝(信長の弟)
織田信勝(演:木村了)
織田信長の同母弟です。
うつけ者の信長と違い、常識があり賢かったと評判の人物です。
母・土田御前の寵愛を受けます。
父・信秀が亡くなると、家督を巡り信長と争いますが、敗北します。
織田信光(信長の叔父)
織田信光(演:木下ほうか)
信秀亡き後、織田家家中で対立が起きますが、信長を支持します。
寝返ったふりをして、信長の宿敵・織田彦五郎を討ち果たします。
織田信康(信長の叔父)
織田信康(清家利一)
織田信秀の弟で、信秀と共に斎藤道三との戦である井ノ口の戦い(加納口の戦い)に出陣しますが、討ち取られます。
織田信広(信長の異母兄)
織田信広(演:佐野泰臣)
第四次安城合戦にて生け捕りにされます。
織田家の人質であった竹千代(後の徳川家康)との人質交換になり、織田家へ送還されます。
かすり傷一つない織田信広は、奮戦した様子がなく信秀を落胆させています。
織田信興(信長の弟)
織田信興(演:増本尚)
信長が信頼した弟で、尾張小木江城主です。
信長が石山本願寺などに囲まれ動けなかった頃、伊勢長島一向一揆衆に小木江城が包囲されます。
苦しい状況に中奮戦したものの、落城して自害に追い込まれています。
織田信興を失った信長は、一揆衆を恨んだと言われています。
お市(信長の妹)
お市(演:井本彩花)
織田信長の妹です。
政略結婚により浅井長政に嫁ぐものの、長政が信長を裏切ったことで、兄と夫の板挟みになります。
浅井三姉妹の生母としても有名で、子に茶々(豊臣秀吉の側室、秀頼らの生母)、初(京極高次正室)、江(徳川秀忠継室となり栄華を極める)がいます。
浅井長政(信長の義弟)
浅井長政(演:金井浩人)
北近江の戦国大名で、織田信長の同盟相手です。
美濃平定に手こずった信長が、北近江を美濃侵攻の足掛かりにしたい算段もあり、お市を嫁がせ同盟を結びました。
美濃平定後も信長が京へ上洛する際、近江を通る為、浅井長政との同盟は不可欠でした。
しかし、浅井長政が懇意にしている朝倉家を信長が攻めると、長政は同盟を破棄します。
金ヶ崎の戦いにて、朝倉家と共に織田信長を挟み撃ちにし、信長をあと一歩のところまで追い込みました。
平手政秀(信長の傅役)
平手政秀(ひらてまさひで)(演:上杉祥三)
織田信秀、信長の2代に仕えた織田家の家老で、信長が誕生するともり役になります。
信長と道三との和睦を成立させ、信長と帰蝶の婚約をまとめます。
信秀が亡くなると、何故か自害しています。
藤吉郎(秀吉)(光秀のライバル)
藤吉郎(とうきちろう)(木下藤吉郎、羽柴秀吉)(演:佐々木蔵之介)
後の豊臣秀吉。
農民出身でありながら、人たらしを武器に、信長に見いだされ出世していきます。
情報戦略、調略に長けた人物で、北近江を拝領し長浜城主になります。
光秀の生涯のライバルです。
なか(秀吉の母)
なか(演:銀粉蝶)
尾張の貧しい農民から、後に大政所になる人物。
望月東庵の鍼の治療の患者です。
出世頭になった秀吉を誇らしく思い自慢します。
辰吾郎(秀吉の異父弟)
辰吾郎(演:加藤啓)
諜報活動をし、得た情報を兄に渡していました。
松永久秀が明智光秀に天下の名品「平蜘蛛」の釜を託したことを突き止めます。
諜報員でありながら、口の軽さが災いし、秀吉に始末されました。
柴田勝家(織田家宿老)
柴田勝家(演:安藤政信)
織田家譜代の家臣で、通称は権六(郎)です。
信長の父・織田信秀が亡くなると、信長の弟・織田信勝(信行)の家老になります。
信長と信勝が争うと、信勝につきますが、信長に敗北したことで信長を認めます。
その後も信勝の家老でしたが、後に、再び離反した信勝を亡き者にする計画に加わります。
信長に仕えて勇猛果敢に戦い、信長の宿老として各地を転戦します。
越前の北庄城を拠点にし、越後の上杉謙信攻めの総大将を担います。
佐久間信盛(織田家宿老)
佐久間信盛(演:金子ノブアキ)
織田信秀、信長に仕えた織田家宿老。
家臣団筆頭格として扱われ、比叡山焼き討ちなどで武功を上げます。
原田直正が亡くなった為、本願寺攻めの指揮官になります。
本願寺の攻略ができないことなどを理由に、信長の勘気を被り、追放されて高野山へ上ります。
一説には、光秀は、明日は我が身と考え、本能寺の変の原因になったとも云われます。
佐久間盛重(織田家家臣)
佐久間盛重(演:室山和廣)
佐久間信盛と同族です。
信長の弟・織田信勝(信行)の家老でしたが、信勝が信長と対立すると佐久間信盛と共に信長に加担します。
桶狭間の戦いでは、丸根砦を守備していましたが、陥落し落命しました。
前田利家(織田家の暴れん坊)
前田利家(演:入江甚儀)
信長の家臣で、後に加賀百万石の礎を築く人物です。
信長と舅・道三が初対面した聖徳寺の会見で、佐々成政と共に信長に同行ています。
若い頃の利家は血気盛んで、桶狭間の戦いの頃は、出仕を禁じられていました。
その後、柴田勝家の与力になります。
佐々成政(織田家家臣)
佐々成政(演:菅裕輔)
信長の家臣で聖徳寺の会見の際、前田利家と共に信長に同行した人物です。
麒麟がくるでは描かれていませんが、姉川の戦い、観音寺城の戦い(上洛の時の戦)、長篠の戦いなどに従軍しています。
柴田勝家の与力になっています。
村井貞勝(織田家家臣)
村井貞勝(演:廣田高志)
信長が織田信勝(信行)と対立した際、信長の家臣として和平交渉を行っています。
足利義昭を奉じて上洛する際も従軍し、本能寺の変では織田信忠と共に、光秀に対抗し落命します。
中条家忠(信長の重臣)
中条家忠(演:野添義弘)
信長が同族同士で争っていた頃、織田彦五郎の家老を討ち取った人物です。
その後、姉川の戦い、志賀の陣にも従軍しています。
毛利新介(織田家家臣)
毛利新介(毛利 良勝)(演:今井翼)
織田信長の家臣で、信長の馬廻です。
桶狭間の戦いでは、服部一忠(小平太)と共に今川義元を討ち果たします。
本能寺の変では、信長の嫡男・信忠を守ろうと奮戦してます。
服部小平太(織田家家臣)
服部小平太(はっとりこへいた)(演:池田努)
桶狭間の戦いで今川義元に一番槍をつけた人物です。
激しく抵抗する義元に膝を斬られ、トドメは刺せませんでした。
簗田政綱(織田家家臣)
簗田政綱(やなだまさつな)(演:内田健司)
桶狭間の戦いで今川義元の本陣を調べ、その情報が勝利をもたらしたとされています。
一番の戦功とされ、沓掛城を拝領しました。
佐々隼人正(織田家家臣)
佐々隼人正(演:内浦純一)
織田信秀に仕えた後、信長の家臣になります。
桶狭間の戦いで、今川軍に攻撃し、千秋季忠と共に闘死しています。
原田直政(織田家家臣)
原田直政(演:顔見えず不明)
総大将を務めた大坂本願寺戦で戦死します。
原田直政は大和の守護でもあり、没後は筒井順慶に大和の守護が任され、松永久秀の離反を引き起こしました。
丹羽長秀(織田家宿老)
丹羽長秀(演:松田賢二さん)
佐久間信盛が高野山に追放されたことで、柴田勝家に次いで二番家老の地位に繰り上がった人物です。
長宗我部征伐の副将として、出陣する直前に本能寺の変が起きます。
丹羽長秀の居城・佐和山城は、明智方に入城されています。
森蘭丸(信長の近習)
森蘭丸(演:板垣瑞生)
森 成利、蘭丸は俗称です。
本能寺の変で弟二人と共に奮戦するものの、討ち取られてしまいます。
黒田官兵衛(信長の家臣)
黒田官兵衛(演:濱田岳)
小寺政職に仕えた後に信長の家臣になります。
羽柴秀吉の与力として従軍し、毛利方の高松城を攻めている最中に本能寺の変が起きます。
一報を聞いた官兵衛は、毛利輝元と和睦して光秀を討つよう秀吉に進言したという逸話があります。
荒木村重(有岡城主)
荒木村重(演:松角洋平)
光秀の娘・お岸の舅です。
摂津池田氏の家臣から信長に仕えるようになります。
後に、信長から離反し、有岡城に籠城します。
波多野秀治(八上城主)
波多野秀治(演:白畑真逸)
丹波国の大名で一度は信長に主従しますが、裏切り赤井直正らと共に明智軍に抵抗します。
八上城に籠城するものの、ついに兵糧が尽き明智軍に降伏します。
その後、安土城に送られ、信長の命令で磔にされています。
織田彦五郎(尾張守護代、清須城主)
織田彦五郎(演:梅垣義明)
織田信秀、信長と尾張の覇権を巡り対立します。
尾張守護・斯波義統を家臣に暗殺させますが、織田信光の騙し討ちに遭い落命します。
徳川家康(竹千代)
幼少期の竹千代(たけちよ)(演:岩田琉聖)
徳川家康(演:風間俊介)
幼少期は不遇の時を過ごしたとされ、弱小勢力である故に駿河の今川と尾張の織田の間で人質になります。
今川家に人質に送られる途中、裏切りによって尾張の織田信秀の元へ送られました。
麒麟がくるでは、光秀が尾張に潜入した際に、織田家にいる竹千代と偶然出会ったという設定です。
今川方として出陣した桶狭間の戦いでは、敗北するものの今川家からの独立をはたし、後に織田信長と同盟を結びます。
姉川の戦いで勝利に貢献して信長から称賛を受けます。
武田信玄に苦しめられるものの病没すると、後継者の武田勝頼を織田軍と共に撃破しています。
松平広忠(家康の父)
松平広忠(演:浅利陽介)
徳川家康の父、当時は弱小勢力、竹千代(後の家康)を今川義元の元へ人質にだします。
今川義元の後ろ盾を得て、信長の父・織田信秀と対峙します。
その後、父を喜ばせようとした信長の手の者に討たれました。
源応尼(家康の祖母)
源応尼(げんおうに)、華陽院(けよういん)(演:真野響子)
徳川家康の母・於大の方の生母で、家康の祖母です。
駿河国の大名・今川義元を頼って駿府に入り、後に竹千代(徳川家康)が今川の人質になると、元服するまで竹千代の生育に当たる人物です。
於大の方(家康の母)
於大の方(おだいのかた)(演:松本若菜)
徳川家康の生母です。
兄・水野信元が織田家に服従したため、夫・松平広忠に離縁されました。
実家に追い返された為、竹千代(徳川家康)は、母と生き別れました。
水野信元(家康の叔父)
水野信元(演:横田栄司)
於大の方の兄で、徳川家康の叔父です。
家督を継承した後、今川義元から織田信秀に主君を変えます。
桶狭間の戦いで今川義元が没すると、徳川家康に織田信長の服従を勧めます。
清州同盟の仲介者でもあります。
築山殿
築山殿(演:小野ゆりこ)
徳川家康が今川家の人質時代に結婚した正室で、松平信康、亀姫の生母です。
松平信康に織田信長の長女・徳姫を娶らせます。
後に、徳姫が元で落命することになったとも言われています。
今川義元(織田家のライバル)
今川義元(演:片岡愛之助)
「海道一の弓取り」と名高い、東海最強とも呼ばれる軍事力を誇る駿河国と遠江国の大名です。
政略結婚により、武田信玄や北条氏康と深い仲となり、今川家の最盛期を築き上げる人物です。
太原雪斎(今川義元の軍師)
太原雪斎(たいげんせっさい)(演:伊吹吾郎)
武将であり、政治家、僧侶でもある今川義元の軍師です。
今川氏の最盛期に大きく貢献し全盛期を築くものの、桶狭間の戦いより前に病没します。
鵜殿長照(今川義元の甥)
鵜殿長照(うどのながてる)(演:佐藤誓)
今川義元の甥。
今川家の三河運営を担っていました。
桶狭間の戦いでは大高城を守るものの、義元が亡くなると三河に逃げ帰りました。
朝比奈元長(今川家の重臣)
朝比奈元長(あさひなもとなが)(親徳)(演:山口馬木也)
今川家の重臣。
松平元康(徳川家康)が人質だった時の後見人を務めた人物です。
桶狭間の戦いでは、今川本陣で奮戦しました。
朝倉義景
朝倉義景(あさくら よしかげ)(演:ユースケ・サンタマリア)
光秀は斎藤義龍(高政)に攻められ、越前国に落ち延びます。
その越前国を支配する戦国大名。
最初の妻は細川晴元の娘で、幕府との関係も深く将軍・足利義輝より「義」の字を与えられ義景と名乗っています。
光秀は幕府と懇意にしており、朝倉義景は光秀を都合よく利用します。
成り上がり者の信長が気に入らず、争うようになります。
北近江の浅井長政と同盟を組み、信長に抵抗しますが、敗色が濃くなると次々に家臣に離反されます。
朝倉一門で重臣でもある朝倉景鏡の裏切りに遭い自害を余儀なくされます。
阿君丸(義景の嫡男)
阿君丸(くまきみまる)(演:森優理斗)
義景待望の嫡男で、義景から溺愛されていました。
三淵藤英の謀により、毒を盛られ命を落としました。
山崎吉家(義景の家老)
山崎吉家(やまざき よしいえ)(演:榎木孝明)
文武両道の朝倉家の重臣です。
特に、朝倉家の外交で重要な役割を果たします。
加賀一向一揆、金ヶ崎の戦い等に従軍しますが、一乗谷城の戦いの激戦地にて、力尽きました。
朝倉景鏡(朝倉一門)
朝倉景鏡(あさくら かげあきら)(演:手塚とおる)
朝倉義景の従弟です。
朝倉一門で、金ヶ崎の戦い、志賀の陣など重要な戦で総大将を任せられるような人物です。
しかし、最後は朝倉義景を裏切り、自害に追い込みます。
足利義輝(13代将軍)
足利義輝(演:向井理)
室町幕府第13代征夷大将軍で剣豪将軍として知られます。
混迷する室町時代の末期にあり、世に翻弄され、父と共に京への復帰と近江への脱出を繰り返した人物です。
三淵藤英を通じて、光秀と知り合いになります。
室町幕府再建を願いますが、上洛して協力しようとする大名はなく、三好義継、三好三人衆、松永久通らの裏切りにより、壮絶な最期を迎えます。
足利義栄(14代将軍)
足利義栄(演:一ノ瀬颯)
足利義輝、義昭の従兄弟。
足利義輝の後継ぎに、京を支配していた三好家に担ぎ出され、14代将軍に就任します。
しかし、直ぐに病没してい、麒麟がくるではセリフはありませんでした。
足利義昭(15代将軍)
足利義昭(あしかがよしあき)(演:滝藤賢一)
後の室町幕府第15代征夷大将軍。
嫡子以外は仏門に入る将軍家の習わしにより、出家し覚慶と名乗っていました。
兄で将軍の足利義輝を討ち取るクーデターが起きたことで、覚慶の運命も一転します。
次期将軍の白羽の矢が立ち、三淵藤英や細川藤孝の尽力の元、織田信長の協力を得て上洛を果たします。
民を救うことを夢見て、先見性と外交力を武器に幕府再興を目指します。
三淵藤英(藤孝の兄)
三淵藤英(みつぶちふじひで)(演:谷原章介)
室町幕府の幕臣で、細川藤孝(幽斎)の異母兄として知られる人物です。
室町幕府再興に尽力し、最期まで忠義を貫き通した人物です。
細川藤孝(光秀の盟友)
細川藤孝別名、幽斎(ゆうさい)(演:眞島秀和)
光秀の娘・細川ガラシャの義父となる人物で、光秀の盟友でもあります。
室町幕府の幕臣であり、文化にも精通し、文武両道の名将です。
足利将軍家の奉公衆でしたが、後に信長を主に選びます。
細川忠興(光秀の娘婿)
細川忠興(演:望月歩)
細川藤孝の嫡男で、たまの夫となる人物。
織田家に仕える丹後の大名です。
明智光秀の娘婿として、本能寺の変後、どう身を処するか注目です。
摂津晴門(政所頭人)
摂津晴門(せっつ はるかど)(演:片岡鶴太郎)
足利将軍家の政所頭人。
足利義輝、義昭に仕え、衰退する幕府存続を考え政務を遂行する人物です。
麒麟がくるでは、保守的な人物として描かれ、従来の幕府の体制を脅かす人物として信長を敵視します。
同じく幕臣であった明智光秀と意見が合わず対立します。
一色藤長(室町幕府の御供衆)
一色藤長(演:上杉柊平)
足利将軍家に仕え、足利義輝亡きあと、興福寺に幽閉された覚慶(足利義昭)を三淵藤英、細川藤孝らと共に、脱出させています。
細川藤賢(室町幕府の御供衆)
細川藤賢(演:島英臣)
足利義輝、足利義昭に仕え、義昭が打倒信長の兵をあげると従います。
細川晴元(室町幕府管領)
細川晴元(演:国広富之)
足利義輝の父の代から将軍家に仕える、室町幕府34代管領(将軍に次ぐ地位)です。
当時の足利将軍家は形ばかり、実権を握っていたのは細川晴元だといいます。
しかし、下剋上の時代、細川晴元も重臣・三好長慶の台頭により立場を脅かされることになります。
連歌会を利用し、三好長慶とその重臣・松永久秀を始末しようと企てますが、失敗しています。
後に、三好長慶に京を追われて没落します。
三好長慶(戦国最初の天下人)
三好長慶(みよしながよし)(演:山路和弘)
細川晴元の家臣でありながら、勢力を拡大し、細川晴元を脅かす存在になります。
後に、細川政権を壊滅させて、三好政権を樹立します。
一時は足利義輝を近江に追いやり、戦国最初の天下人と称される程、権力を持ちます。
松永久秀(光秀の盟友)
松永久秀(演:吉田鋼太郎)
始めは三好長慶の家臣で、やがて大和一国を支配する戦国大名になります。
大和の古くからの地主である筒井順慶と度々争います。
足利義昭の幕臣としても活躍し、織田軍の一員とした各地に従軍もします。
その後、信長を裏切り、二度目の離反で織田軍に囲まれた自害して果てます。
久秀が所持していた「平蜘蛛」の釜を巡り、織田家でひと悶着起きます。
松永久秀は、賢く戦国の世を生きた猛将で、茶人としても有名です。
三好義継(三好長慶の後継者)
三好義継(黒部弘康さん)
三好長慶の甥で、長慶の後継者です。
松永久通、三好三人衆と共に、足利義輝を襲撃し死に至らしめます。
信長と義昭の上洛に協力して、松永久秀と共に信長に降っています。
その後、久秀と共に信長から離反し、追放された足利義昭を保護したことで織田軍に攻められて自害しています。
三好長逸(三好三人衆)
三好長逸(演:宮原奨伍)
三好家の重臣、三好三人衆の筆頭格です。
永禄の変にて、足利義輝の命を奪った一人です。
義輝亡きあと、足利義栄を将軍に擁立しています。
足利義栄は病没し、足利義昭を擁する信長と対立します。
上洛した足利義昭の仮御所・本圀寺の変において、足利義昭を襲撃しています。
三好宗渭(三好三人衆)
三好宗渭(演:岡けんじ)
元は細川晴元の家臣で、後に三好長慶に仕えます。
三好家の重臣、三好三人衆の一人で、三好家中で重きをなした人物です。
信長と敵対し、後に消息不明になります。
岩成友通(三好三人衆)
岩成友通(演:高野弘樹)
三好三人衆の一人で、三人衆で三好義継の後見を務めていいました。
織田信長が義昭を奉じて上洛する際、織田軍に抵抗し、勝竜寺城の戦いが起きます。
本圀寺の変では織田軍に撃退され、後に信長の家臣になります。
しかし、足利義昭に呼応して、信長と敵対し、織田軍に攻められて討たれました。
近衛前久(関白)
近衛前久(このえ さきひさ)(演:本郷奏多)
太政大臣・近衛稙家の子で、関白の座に就き、政治にも介入する公家には珍しいタイプです。
麒麟がくるオリジナル人物・伊呂波太夫(尾野真千子)は、近衛家に拾われ近衛前久と兄妹の様に育ったという設定です。
近衛前久を疎ましく思う二条晴良の勢力により、京を追われてしまいます。
その後、信長の協力により帰洛が許され、織田軍と本願寺の講和に貢献します。
二条晴良(関白)
二条晴良(演:小藪千豊)
公家、二条家当主。
公家の近衛前久と対立関係にあります。
足利義輝襲撃事件(永禄の変)に前久が関与しているのではと疑い、結果、足利義昭によって前久は京を追われます。
関白であった前久失脚により、永禄11年(1568年)、二条晴良が関白に就任します。
正親町天皇
正親町天皇(おおぎまちてんのう)(演:坂東玉三郎)
第106代天皇。
乱世の為、天皇の権威は落ち、朝廷の財政も厳しい状況でした。
正親町天皇は没落した朝廷が存続できるよう心を砕きます。
織田信長に財政の援助をしてもらい、御所の修復をしています。
正親町天皇は、信長の敵対勢力に勅命を出し、幾度も和睦を成立させています。
誠仁親王(正親町天皇の嫡男)
誠仁親王(さねひとしんのう)(演:加藤清史郎)
正親町天皇の嫡男で皇太子です。
元服の際、信長に支援を受けたこともあり、親密な関係を築いています。
即位前に病没しています。
今井宗久(豪商で茶人)
今井宗久(演:陣内孝則)
茶の湯を通じて大名らと人脈を築き、鉄砲や玉薬などの商いで財を成す、堺の豪商です。
信長の茶頭になる人物で、千利休、津田宗及と並び茶湯の天下三宗匠といわれる位の茶人でもあります。
麒麟がくるでは、駒の丸薬のスポンサーでもあります。
覚恕法親王(比叡山延暦寺の住持)
覚恕法親王(かくじょほうしんのう)(演:春風亭小朝)
後奈良天皇の皇子で、正親町天皇の弟です。
天台座主・比叡山延暦寺の住持です。
後に比叡山延暦寺は、浅井、朝倉を匿い、信長から焼き討ちにされます。
麒麟がくるでは、兄の正親町天皇に対してコンプレックスがあり、お金と権力で対抗する役です。
顕如(本願寺宗主)
顕如(演:武田幸三)
全国の本願寺門徒に決起を呼びかけ、信長包囲網の一角を担います、
信長とは10年もの間、戦をしますが、同盟勢力の滅亡が続き、信長と和睦しました。
三条西実澄(老公卿)
三条西実澄(さんじょうにしさねずみ)(演:石橋蓮司)
光秀と正親町天皇の間を取り持つ公卿で、官職は大納言。
学問好きで、変わった面も持つ人物です。
筒井順慶(久秀のライバル)
筒井順慶(演:駿河太郎)
大和の豪族で興福寺に属する宗徒が武士化した一族。
やがて戦国大名化していき、大和を治める松永久秀とライバル関係になります。
明智光秀を介して織田信長に主従し、大和を平定します。
織田信長の家臣であり、光秀の与力でもあります。
それ故、本能寺の変では味方に付いてもらえると光秀は期待したようですが、史実では秀吉と誼を通じました。
武田信玄(甲斐の虎)
武田信玄(演:石橋凌)
戦国最強といわれる騎馬隊を率いる戦国大名。
甲斐の虎という異名を持ち、反信長勢力と通じ、信長や光秀に立ちはだかります。
渡辺民部(鞆の国衆)
渡辺民部(演:岩田丸さん)
京を追われた足利義昭は、毛利を頼り、備後国の鞆の浦で暮らしました。
渡辺民部は、鞆の国衆で足利義昭の身辺警護をしている人物です。
望月東庵(医者)
望月東庵(もちづきとうあん)(演:堺正章)
麒麟がくるのオリジナルキャラクターです。
朝廷や戦国大名などに人脈を持つ不思議な医師です。
戦争孤児であった駒を引き取り、立派な助手に育て上げました。
京で町人などを相手に病や怪我の診療をしています。
貧しい者から銭を頂かない為、金銭面で苦労する様子が描かれます。
また、スゴロク、闘鶏などの賭け事も大好きです。
駒(ヒロイン)
駒(こま)(演:門脇麦)
オリジナルキャラクターです。
駒は戦災孤児で、光秀の父・光綱に助けられた過去を持っています。
旅芸人の一座に引き取られた後、医師・望月東庵に託されます。
大きくなった駒は、育ての親・望月東庵の助手を務めます。
光秀が美濃に在住していた頃からの知り合いで、明智家と縁の深い間柄でもあります。
駒は「麒麟」の伝説を信じていて、光秀に影響を与えます。
駒の灸の患者の一人であった芳仁から、万病に効果のある「丸薬」の作り方を伝授されます。
菊丸
菊丸(きくまる)(演:岡村隆史)
オリジナルキャラクターです。
野盗に連れまわされていた所を光秀に救われ、光秀と知り合いになります。
光秀には、三河の農民であると言うものの、光秀の危機を何度も救ってくれます。
菊丸は、徳川家康に仕える忍びであることがわかり、その情報網は織田・徳川軍の勝利の一因にもなります。
伊呂波太夫(旅芸人の座長)
伊呂波太夫(いろはだゆう)(演:尾野真千子)
オリジナルキャラクターです。
旅芸人の女座長の娘で現在は座長となり、大名や公家とも話せる女性です。
旅芸人には、幼少期の戦災孤児・駒が預けられていました。
幼少期の伊呂波太夫は、近衛家に拾われた過去があり、近衛前久と姉弟のように育ったそうです。
伊平次(鉄砲鍛冶師)
伊平次(演:玉置玲央)
明智荘出身で、幼い頃光秀に助けられた事がある人物です。
本能寺で鉄砲を製造する鍛冶師になり、光秀に鉄砲の仕組みを伝授します。
芳仁
芳仁(ほうじん)(演:ベンガル)
麒麟がくるのオリジナル人物です。
駒(門脇麦)の灸の患者で、丸薬の作り方を教えて、駒の運命を変える人物です。
平吉
平吉(演:込江大牙)
母や幼い弟妹と共に京で暮らす子供です。
食べる物に困り、妹が売られてしまいます。
妹を取り戻そうと、駒に懇願して丸薬を売り歩き、比叡山の戦いに巻き込まれて落命しました。
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