麒麟がくる14話あらすじ、感想 見事なたわけ者と深芳野の願い

麒麟がくる14話のあらすじを書いています。

14話は、斎藤道三(利政)と織田信長が初めて会見した聖徳寺の話について。

信長の才能を認めた道三(利政)は、信長に援軍を送りますが、息子・義龍(高政)は反発します。

目次

信長と会見するため聖徳寺に行く光秀

天文22年(1553年)、織田信長(染谷将太さん)との会見に臨む斎藤道三(本木雅弘さん)は、明智光秀(十兵衛)(長谷川博己さん)を連れて尾張にいました。

尾張の富田(とみだ)にある廃屋に隠れ、織田信長がどんな人物か覗き見しようとしています。

もしも、取るに足らない人物だと思ったら、会見場の聖徳寺を兵で取り囲もうと考え、信長が通るのを待っていました。

すると、もの凄い数の鉄砲を所有する軍隊が現れ、ふてぶてしい顔をした信長が馬に乗って現れます。

服装は湯帷子(ゆかたびら)という、本来は入浴の前後で着用する和服の袖を切って着用していました。

髪はお茶を点てる「茶筅」に似ていて、毛先を遊ばせた茶筅髷(ちゃせんまげ)という髪型で、腰にひょうたんをぶら下げて通り過ぎて行きました。

茶筅

お茶を点てる「茶筅」

 

ですが、入手困難な鉄砲隊、その後に続いたのは扱いが難しい長槍隊

驚くことばかりで、道三(利政)の目は皿のようになっていました。

道三(利政)はハッと我に帰り、聖徳寺に先回りします。

覗き見だけでは信長がどんな人物かわからず、しかし、奇妙な婿に道三(利政)は興味を持ちました。

聖徳寺のことは帰蝶のひらめき

聖徳寺についた道三(利政)ですが、信長の姿が中々見えず次第に苛立ちます。

憶したのかと道三(利政)が思っていると、大紋直垂(だいもんひたたれ)姿の信長が現れます。

聖徳寺跡地

聖徳寺跡地

それは、武家の男子の礼服に用いられた直垂で、先ほどのうつけファッションとは別人で、凛とした信長でした。

見事な正装姿の信長は、道三(利政)の前に腰を下ろし、無言で手をついて一礼します。

顔をあげながら名乗った後に、着替えに手間取り、待たせてしまったことを詫びます。

すると道三(利政)も名乗り、いつもそんなに着替えに時間をかけているのか、と嫌みを言います。

信長は、道三(利政)好みの服装を帰蝶(川口春奈さん)が用意してくれ、着慣れていなかった為、この始末ですと打ち明けました。

帰蝶は、父と夫の対面を喜びながらも、最も困り果てたと信長は言います。

それは、信長が討ち取られてしまうのではないかと、帰蝶が案じた為でした。

その話を聞いた道三(利政)は、300もの鉄砲隊を率いる信長を、どうやったら討ち取れるというのかと言います。

この鉄砲隊は寄せ集めで、山城守様(道三)に侮られないように帰蝶が考えたと白状し、今日は帰蝶の手の平で踊る尾張一のたわけ者だと笑います。

信長は見事なたわけ者

道三(利政)は、織田信長の一番家老・林秀貞(佐渡守)の姿が見えないことを不思議に思い、信長に尋ねると意外な言葉が返ってきました。

以前からの織田家重臣達は、「たわけ」の信長には不要である為、皆連れてきていないと言うのです。

解せない道三(利政)に信長は、聖徳寺のお供に連れて来た、佐々成政(管裕輔さん)と前田利家(入江甚儀さん)を紹介します。

長男が家督を継ぐことが多かった時代に、二人とも尾張の土豪の三男と四男という立場でした。

長男が存命であれば、「食いはぐれ者」。

しかし信長は、戦となれば佐々成政と前田利家には、一騎当千の強さがあると思っていました。

失う者がない「食いはぐれ者」は、戦で武功をあげることで、道を切り開く気構えがあると思っていたのです。

信長は織田家のルーツを、元は神主をしていた斯波家の家臣だと語ります。

そこから、尾張の戦国大名に出世した成り上がり者です。

大した家柄でない織田家は、新たに自分達で道をつくるしかないと父・信秀(高橋克典さん)に説かれていました。

そして、それを実行した美濃の斎藤道三(利政)は、手強いだろうと信長に言っていたそうです。

その道三(利政)に信長は、お金があれば農民でも撃てる鉄砲が買える世の中になったことで、戦の在り方も変化していくのではないかと言います。

そして、自分達も変わるべきではないかと、道三(利政)に問いかけます。

たわけ者にみえる信長ですが、道三(利政)は才能を見抜いたようで、「見事なたわけ」と評価します。

一方の明智光秀は、二人の様子を見て、嬉しそうでした。

明智荘に戻った光秀

その夜に帰宅した光秀は、食事をとりながら、母・牧(石川さゆりさん)に、聖徳寺の出来事を話していました。

あの殿(道三)が信長を門のところまで見送ったこと。

そして、帰蝶は良いところへ嫁に行ったと呟いたことを話しました。

道三(利政)が信長を認めた話を聞いた牧は、意外に思いながらも安堵しました。

明智家の家臣・藤田伝五(徳重聡さん)は、道三(利政)と信長が仲違いをして戦になると思い、戦支度までしていたそうです。

光秀も妻・煕子も、内心、心配していたのです。

もし戦になれば、帰蝶は離縁され、以前のように明智荘に出入りされると大変になると牧は言います。

光秀は結婚しましたので、光秀に思いを寄せていた帰蝶に来られると困ると、牧は考えていました。

煕子の前で口を滑らせてしまった牧ですが、煕子(木村文乃さん)は風の便りで聞いていたそうです。

煕子の発言に驚いた光秀は、ご飯を喉に詰まらせました。

望月東庵を頼る太原雪斎

その頃、望月東庵(堺正章さん)と(門脇麦さん)は、駿河にいました。

しかし、期待ほど稼げず、駒は苛立っていました。

豪商の子供を診てくれたら100貫と言われ駿河に来たものの、子供は治ったので、代わりに母を診察して20貫、今川家の家老を診察して10貫を得ていました。

あと一月で100貫という東庵の言葉に戸惑う駒ですが、今川義元の軍師・太原雪斎(伊吹吾郎さん)にも呼ばれていました。

偉いお坊さんなので、診察すれば15貫位になるのではないかと東庵は皮算用をしていました。

そのような中、切らしていた薬を思い出した駒は、竜胆(りゅうたん)、地骨皮(じこっぴ)などの薬を購入しに薬種問屋に寄りました。

その時、駒に応対した薬種問屋の店員は、なんと菊丸でした。

なんでも、味噌が売れないので転身したそうで、「ハルジ」と名乗っていました。

駒と菊丸が話しているところに、藤吉郎(豊臣秀吉)(佐々木蔵之介さん)が、駆け込んできました。

藤吉郎(秀吉)は駿河国で一旗揚げようと、藁草履の行商をしていましたが、地元の荒くれ者に場所代の言いがかりをつけられ、逃げてきたのです。

以前、遠江の関所で藤吉郎(秀吉)は、駒から字を教わっていました。

駒を覚えていた藤吉郎(秀吉)は、少し字が読めるようになったと嬉しそうに言います。

出世の為、字の勉強を続ける藤吉郎(秀吉)は、出世したら荒くれ者を懲らしめようと、ひどく憤慨するのでした。

その後、望月東庵は臨済寺に到着し、太原雪斎に針を打ちます。

太原雪斎は、自身に残された時間が少ないことに、勘づいていたようです。

東庵が一生駿府で気楽に過ごせるようにするので、せめて後2年、生かして欲しいと頼みます。

駿河国の安泰の為には、織田信長を討つ必要があり、その為には2年必要だと太原雪斎は考えていたのです。

村木砦の戦いが勃発

ほどなく、今川軍は織田方の緒川城の攻略に取り掛かります。

今川軍は、緒川城の周囲の城を今川方に取り込み、北側に村木砦を築きました。

孤立した緒川城を守る水野信元は、織田信長に救援を求めますが、尾張平定の為に苦労し期待に応えられません。

清州城の織田彦五郎と内戦していた為、身動き取れない信長は、斎藤道三(利政)に助けを求めたのです。

道三(利政)に信長の居城・那古野城を守ってもらい、その間に村木砦を攻略しようと思っていました。

この依頼により、道三(利政)は明智光安(西村まさ彦さん)に織田彦五郎の動きを注視し、場合によっては背後を衝くように命じます。

そして、明智光秀には、信長がどのように戦をするか、見届けるように言いました。

道三(利政)は、信長の才能を自身の目で確かめましたので、見捨てたくないと考え援軍を送るつもりでいました。

ですが、道三の長男・斎藤義龍(高政)(伊藤英明さん)は、うつけ者の信長を助ける為に、強敵の今川を敵に回すことになると反対します。

道三(利政)は、信長を甘く見ると、斎藤義龍(高政)や稲葉良通(村田雄浩さん)も、信長に平伏すことになると信長の凄さを伝えます。

昔の自分に似ていることもあり、道三(利政)は信長をとても気に入ったと言います。

義龍(高政)に意見を求められた光秀は、道三(利政)の考えには、疑問があることを伝えます。

清州城の織田彦五郎と今川が通じていれば、彦五郎とも戦うことになりかねません。

また彦五郎は、尾張の守護・斯波義統(しば よしむね)を操り人形のようにしていましたので、斯波家とも敵対するかもしれません。

自身の意を汲もうとしない皆に腹の立った道三(利政)は、誰が何て言おうと援軍を出すと言い放ち去っていきました。

美濃の守護・土岐頼芸(尾美としのりさん)を追放した道三(利政)は、守護代でありながら事実上の支配者でした。

道三(利政)が一度会っただけで、何者かもわからない信長のために美濃は、火中の栗を拾うことになるかもしれません。

斎藤義元(高政)は、道三(利政)が国の主では、美濃が潰れてしまうのでないかと嘆きます。

そんな義元(高政)に稲葉良通は、家督を継いで政を行うべきだと煽ります。

義元(高政)に意見を求められた光秀は、稲葉殿の言う通りかもしれないと答えます。

 

天文23年(1554年)、村木砦で戦が起きます。

信長が初めて鉄砲を使った戦いは、9時間に及びましたが、信長軍が勝利を収めました。

勝利した信長は、亡くなった家臣達を見て、悔しそうに涙を流す優しい一面が垣間見えます。

そして勝どきをあげる信長を、遠くから光秀が見ていました。

深芳野の願い

場面は変わり、深芳野(南果歩)が、お酒を飲みながら歌っています。

そして、フラッと居なくなってしまいました。

珍しくご機嫌な義龍(高政)が、母・深芳野の元へやってきます。

ですが姿が見えず…、女中も探しているところでした。

皆で探しまわり、海辺で倒れている深芳野を見つけました。

一方を聞いた道三(利政)がやって来て、もう動かない深芳野を見て悲しみます。

部屋の隅にいた義龍(高政)は、道三(利政)に深芳野を一人にして寂しい思いをさせていたことを非難します。

ですが道三(利政)は、深芳野を大事に思っていたと涙を流すのです。

すると義龍(高政)は、凄い形相で、母の望みを絶ったと道三(利政)を責めます。

深芳野は自身の息子である義龍(高政)が守護代の座に就くことを願っていたのに、道三(利政)はお見の方(正室)の子供を大事にしていたと義龍(高政)は言います。

お見の方の子に継がせると、深芳野に言ったのではないかと義龍(高政)は問います。

義龍(高政)に継がせると深芳野に言ったはずと道三(利政)が言うと、義龍(高政)は母上の御霊に誓い守護代の座を譲るように迫りました。

道三(利政)は「よかろう」と答え、家督を義龍(高政)に譲ることになったのです。

深芳野の亡骸は、微笑んでいるように見えました。

 

史実上の深芳野は、謎だらけで亡くなった時のことは、分かっていません。

分かる範囲で、史実上ではどんな人だったか書いた記事です。

深芳野~斎藤道三(利政)の側室で義龍(高政)の生母となった女性~

 

史実上の聖徳寺の会見や村木砦についてなど、道三と信長について書いた記事です。

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麒麟がくる14話の感想

染谷将太さんの信長、存在感があって良いですね。

馬上で挑発するように微笑んで、会見で「尾張一のたわけ者」と微笑んで、家臣や鉄砲の話をしながら不敵な笑みを浮かべる信長。

染谷将太さんの信長は、表情含めて演技が上手で、セリフを言っている感じがしないですね。

三男、四男の家臣を重用する実力主義、鉄砲に目を付ける先進的な考え、世を変えようとする革命的な野望が見えたと思いました。

道三は、信長の腹の内を図りかねていたものの、話してみて器量の大きさに気が付くという展開。

緊迫感のあるやり取りも、実際はこんな感じかもしれないと思いました。

道三が信長を気に入ったことに納得ですし、信長を絶賛する父に高政が反発することも理解できます。

信長を間近で見てきた光秀が、高政に同意して、援軍に難色を示すのは意外に思えました。

ですが、当時はそれ程、今川家は強大な家だったということですね。

 

聖徳寺の会見も良かったですが、村木砦の戦いも印象的でした。

史実上の村木砦の戦いで信長は、多くの側近を失い涙を流したことが『信長公記』に記されています。

麒麟がくるでも、側近の亡骸を見ながら、泣いてましたね。

 

脇役も良くてアッという間に終わりましたが、今回も主役が誰か分からないような感じでした。

でも、優しさの中に芯の強さがあるような光秀を演じられる、長谷川博己さんの光秀も良いと思います。

信長の強さと優しさを目の当たりにして、援軍に反対した時とは考えに変化があったかもしれませんね。

 

佐々木蔵之介さんの藤吉郎は、まだしっくりこないです。

ですが、最初違和感があった、モックンの道三も貫禄があって、光秀や信長とのやり取りも良いなと思います。

浦島太郎みたいだと思った信長も、魔王になる前の若い頃の信長という感じがします。

なので、今は違和感を感じる藤吉郎ですが、今後の光秀や信長との絡みが楽しみです。

 

14話で深芳野が自害したのは、予想外でした。

史実上では、深芳野が亡くなった時のことは不明なので、創作の話だと思います。

ですが、高政の母への愛が、道三への憎しみに変わるという展開に成程と思いました。

斎藤親子の確執が、更に深くなって、物語が大きく動き出しましたね。

道三の最期が近付いてきて、道三ロスが心配です。

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