岐阜県可児市瀬田にある天龍寺は、明智光秀と縁のあるお寺として知られています。
今回は天龍寺と明智光秀について、天龍寺の見どころについて記載しています。
天龍寺と明智光秀
岐阜県可児市は明智光秀の誕生の地の候補の一つになっている所です。
今回は可児市瀬田にある天龍寺(てんりゅうじ)にお邪魔しました。
天龍寺とはどのようなお寺かというと、明智光秀一族の居城・明智城があった山の麓にあり、明智一族の菩提寺とされるお寺です。
光秀の位牌や明智氏歴代のお墓がある天龍寺ですが、現在では例年6月に「光秀供養祭」が行われて光秀の遺徳を偲んでいるそうです。
それでは、天龍寺近くの駐車場を降りて向かいます。
境内に天龍寺の説明板があります。
その説明によると、可児市瀬田の天龍寺は曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院で、大正12年3月に焼失してしまいましたが、昭和45年10月に本堂をその後、庫裏、山門、開山堂などを再建して現在に至っているそうです。
上の写真は「明智光秀公縁寺」の碑石と天龍寺にあるみどころの説明です。
これ等のみどころ3つを写真と共に紹介いたします。
上の写真は天龍寺の山門(さんもん)で、山門をくぐると本堂が見えます。
明智光秀は土岐氏の流れを汲むとされ、光秀が使用したと伝わる桔梗紋が目に入ってきますね。
光秀の桔梗紋(ききょうもん)は、織田信長も羨ましがったと云われている「水色桔梗」です。
見どころ①「瀬田おたすけ観音」
本堂の右横には、「瀬田おたすけ観音」という銅像が安置されています。
入口の説明に書いてある「瀬田おたすけ観音」とは、下の写真の銅像のことです。
天龍寺は、「聖観世音菩薩」を本尊(ほんぞん)としているということです。
本尊とは、寺院などに最も大切な信仰の対象として安置される仏像のことのことです。
なので、同じ観音様ということで「聖観世音菩薩」とは「瀬田おたすけ観音」のことかなと思い調べましたが、良くわかりませんでした…。
天龍寺が大切にしている仏像の一つであることは確かなようですが。
その後、ブログをご覧になられた親切な方から、「お助け地蔵」は、天龍寺の入り口にあるお堂の中にあると教えていただきました。
北向きに祀ってあるそうで、撮影した写真を見直してみましたが、どうやら私は見落としたようでありませんでした…。
ところで、「お助け地蔵」とは何のことでしょうか?
天龍寺に電話しました。
「お助け地蔵」とは、「延命地蔵」のことではないかと仰っていました。
天龍寺には、「お助け地蔵」は存在せず、「延命地蔵」があって天龍寺で管理しているとのことでした。
見どころ②光秀の位牌
その他、可児市瀬田の天龍寺の見どころと言えば、日本一大きい184㎝もある明智光秀の位牌ではないでしょうか。
この184㎝という大きさには、光秀の命日である6月13日にちなみ、6尺1寸3分(180センチ超)という理由があるそうです。
左下の額縁には見えずらいですが桔梗紋があり、位牌の右横には光秀の木像も安置されています。
見どころ③明智一族の墓所
本堂を出て右へ進み、鐘撞堂があるのでそこを更に右へ曲がると、明智一族の墓所があります。
「明智氏歴代之墓所」の碑石と共に苔の生えた年期の入った墓石もあります。
ただ、こちらの墓石が全て明智一族のものか不明だというネットですが情報もあります。
天龍寺近くの山にあった墓石などを集めて整備したものとのことで、実は明智氏のものかどうか分からないということです。
天龍寺近くにあった山には明智氏の明智城があり、齋藤義龍との戦に敗れ落城しますが、光秀の一族も自害したと伝わります。
その経緯から、山にあった墓石を明智氏の墓石としたのかもしれないと思います。
天龍寺の御朱印
また天龍寺にも御朱印があり、御朱印はいつでも300円にて授かることができるそうです。
葉書の大きさで、予め手書きされているそうです。
そして、毎月最終金曜日には金の御朱印がいただけるとのことです。
この日はとても多くの人が参拝されるそうで、ご住職はお昼がとれない程の人がいらっしゃるそう。
ご住職に感謝ですね。
※御朱印の情報も同じご親切な方に教えていただきました。近所にお住まいとのことで情報をくださいました。
ありがとうございました。
天龍寺 へのアクセス
住所:〒509-0213 岐阜県可児市瀬田1242
交通アクセス:明智駅から徒歩15~25分
東海環状道可児御嵩ICから車で10分
天龍寺の隣に無料駐車場有(15台)
電話番号:0574-62-1859
電話番号:0574-62-1111 (可児市観光協会)
今回の可児市観光でランチに行ったお店のコスパが高かったので記事にしています。
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天龍寺の近くにある明智城跡についての記事はこちらです。
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コメント
コメント一覧 (3件)
1.明智光秀と天龍寺の説明を興味深く拝見いたしました、お助け地蔵は天龍寺の入り口にある北向き地蔵の事です、小さなお堂内に北向きに祀ってあります、天龍寺内に有りますが地元の方々で管理しています。
2.天龍寺の御朱印はいつでも頂けます、月末の金曜日には金の御朱印が頂けます、この日は住職も昼食が取れないほどに多くの人が参拝されます。
こんばんは。
貴重な情報をいただき、感謝いたします。
ご親切にありがとうございます。
追記や訂正をしました。
とても助かりました。
1.明智光秀と天龍寺の説明を興味深く拝見いたしました、お助け地蔵は天龍寺の入り口にある北向き地蔵の事です、小さなお堂内に北向きに祀ってあります、天龍寺内に有りますが地元の方々で管理しています。
2.天龍寺の御朱印はいつでも頂けます、月末の金曜日には金の御朱印が頂けます、この日は住職も昼食が取れないほどに多くの人が参拝されます。
天龍寺付近に在住している暇人からです。