織田シナモン信長のテレビアニメの5話目、あらすじ、感想記事です。
ドックフードを見て兵糧丸を思い出したり、豊臣秀吉の妻・ねねに送った手紙を思い出したりと歴史の小ネタ満載の回でした。
パパ上の接待ゴルフの話から、徳川家康と鷹狩りに行ったこと、嫁の話から濃姫の話にもなります。
最後には「セーラ」の正体が明らかになる見逃せない回になりました。
ドックフード(カリカリ)は兵糧丸!?
いつものようにドックランに集まるシナモン(信長)、ラッキー(武田信玄)、ジュリアン(上杉謙信)、ブー(伊達政宗)、そしてマルタロウ(真田幸村)もいます。
そこへ盲導犬が通ると、マルタロウ(真田幸村)が傍で嬉しそうに眺めています。
今生は犬だけれど、何かの役に立ち徳を積めば、来世では人間に転生できるのではないかと期待し、盲導犬に憧れているようです。
自宅での出来事、飼い主の市子に呼ばれご飯をもらいに行くシナモン、新しいご飯ということで期待します。
しかし、味が違うだけでいつものカリカリ(ドックフード)だと残念がります。
ドックフードを食べながらシナモンは、戦国時代の携帯保存食「兵糧丸」(ひょうろうがん)を思い出していました。
兵糧丸とは、忍者の考案した携帯保存食で、1日1個食べれば良いという栄養価に富んだものだそうです。
その土地で獲得できる栄養価の高い食材を入れて作るそうで、作り方はそれぞれの家ごとに違うそうです。
今日のカリカリ(ドックフード)と同じで、兵糧丸も美味しくも不味くもないそうです。
カリカリ(ドックフード)は、一つで栄養が足りる犬の総合栄養食だと聞いたシナモンは、カリカリは現代の兵糧丸だと理解します。
ドックランでいつものように犬達が集まりジュリアン(上杉謙信)、ブー(伊達政宗)、ラッキー(武田信玄)が、どのような兵糧丸を作っていたのかを語り合います。
作り方は家それぞれのレシピがあるのに、見た目は一緒だと笑い合います。
ねねに送った手紙、竹千代との友情を思い出す
ある日、市子はクラスメイトのA子ちゃんからメールがきて、返信に困っていました。
A子ちゃんの好きな先輩が、市子の友人のトモちゃんのことが気になっているようで、トモちゃんはどう思っているのか市子に聞いてきたのでした。
トモちゃんからその人の話は聞いたことないよと返信すると、トモちゃんが意識しないよう見張りつつ、A子の恋がうまくいくように協力して欲しいと返信があります。
今度は、トモちゃんのことを悪くいうメールがきて戸惑う市子、シナモン(信長)は女は大変だと織田信長だった頃を思い出していました。
秀吉の妻のねねに、織田信長が手紙を出した出来事です。
秀吉が若い女子にデレデレし、ねねの機嫌を損ねました。
その時、ねねの機嫌をとりつつ、ねねに真意を伝えたという手紙です。
A子への返信に困っている市子、トモちゃんは悪い子じゃないと真意をA子に伝えつつ、トモちゃんは先輩のことを何も思っていないよとA子を安心させます。
その市子の対応に感心するシナモンでした。
この出来事を、ブー(伊達政宗)に話すシナモン。
シナモンは、織田信長だった頃の徳川家康の関係を思い出したといいます。
若い頃、うつけと言われた信長、泣き虫と言われた竹千代(家康)、はみ出し者同士で気が合ったそうです。
どうやら、シナモンは家康のことを心を許せる友だったと思っているようです。
生涯友情は続き、信長の夢を継ぐべく竹千代は天下を取った!?と解釈しています。
ブー(伊達政宗)はビックリしながら、その話を聞いていました。
鷹狩りもゴルフも外交戦!
ある日、市子のパパ上がゴルフクラブを磨いています。
パパ上曰く、会社という戦場でゴルフは外交手段だと言います。
その話を聞いたシナモン(信長)は、パパ上はどこかの城に仕えていて、ゴルフは現代で言う鷹狩りではないかと思ったようです。
ゴルフクラブを磨くパパ上を興味ありそうに見つめるシナモン。
その様子に気が付いたパパ上は、シナモンに語り掛けます。
ゴルフには気配り、信頼関係、フェアプレー、それに迷惑をかけない腕前も必要だとゴルフ道を説きます。
その言葉に強く共感するシナモン、織田信長だった頃を思い出します。
どうやら信長だった頃、家康と鷹狩りをするのが1番楽しかったそうです。
家康は露骨におだてないのに、気分良くさせてくれるそうです。
犬に何を話しているのとママ上に言われながらも、シナモンみたいな息子がいたら一緒に行きたいとパパ上は言います。
ママ上と市子、女性陣には理解されない話、シナモンとパパ上は理解でき握手をするのでした。
信長の妻は濃姫だけ
場面は変わって、シナモン(信長)はラッキー(武田信玄)、ジュリアン(上杉謙信)、ギルバート(今川義元)、リリー(マリーアントワネット)、チャーリー(黒田官兵衛)、ブー(伊達政宗)、マルタロウ(真田幸村)とドックランで、前世の頃のお嫁さんの話になります。
美人好きなラッキー(武田信玄)、今の嫁が一番というギルバート(今川義元)。
ブー(伊達政宗)は、正室も側室も不満が少なくて普通だったと言い、マルタロウ(真田幸村)はボクも同じだと言います。
マルタロウ(真田幸村)の言い方が気に入らないのか、ブー(伊達政宗)とマルタロウは、喧嘩になりますが愛らしい姿で、ジャレているようにしか見えません。
そして、ジュリアン(上杉謙信)は、戦の強さと引き換えに、女子は要らないと誓ってしまったと心底後悔するのでした。
そこに現れる三津秀人、市子の思い人ですが、「セーラ」という彼女らしき人物がいることを知って諦めようとしているところでした。
前世の嫁の話は続ています。
おおとりはワシだとシナモンは言い話出します。
もし織田信長が天下を取っていたら、御台所(みだいどころ)の座はお濃(濃姫)(帰蝶)だった、子供を残すために側室は持ったものの、妻はお濃一人だと言います。
美濃のマムシ・斎藤道三の娘ダゾ!?という感じに驚くブー(伊達政宗)でした。
「セーラ」の正体は誰!?
市子はある日、三津秀人について考えていました。
「セーラ」という秀人の彼女かもしれない人物のことが気になり、シナモン(信長)の散歩ついでに聞こうと考えます。
そこで、勇気がでるようにトモちゃん、アイちゃんに付き合ってもらい出かけます。
そして、公園前で三津秀人に偶然会いますが、いつものように市子には興味ない様子で、大好きなシナモンに抱きつきます。
質問があると市子は秀人に言い、「セーラ」について聞こうとしますが、そこにガタイの良い男性が現れます。
どうやら大学の講義を秀人が休み、ノートを貸しにきてくれたようです。
市子は「セーラ」について聞くタイミングを失ってしまい、秀人は公園のブランコでノートの写メを取っていました。
その時、ノートを貸した男性が「本願寺」という名前で、秀人と同じ学部で幼なじみだと言います。
本願寺といえば本願寺顕如(けんにょ)、織田信長と長年争っていた人物です。
ワシの敵と睨むシナモン、シナモンの威嚇に気が付いたトモちゃんは、シナモンをくすぐり抑えていました。
そこでやっと、市子は秀人に「セーラ」とは誰か聞きます。
秀人は本願寺がセーラだと言い、「本願寺 世良」(ほんがんじ ときよし)という名前を音で読むと、せらになる為「セーラ」と呼んでいるそうです。
アイロンをかけるのは、洗濯屋でバイトをしていたからで、秀人に料理を作ったのは、牛乳しか飲まない秀人を心配し親から頼まれているそう。
セーラが彼女ではないと知り安心する市子、一方のアイちゃんは「彼氏」の可能性を疑っているようです。
織田シナモン信長のアニメ5話目の感想
前世は戦国武将でありながら、現世では愛嬌満点のルックスに和みますね。
ドックフードを兵糧丸に例えるのは面白いですね。
ドックフードは美味しいのかと思っていましたが、そうでもないという感じでしたね。
信長が秀吉の妻・ねねに手紙を出し、夫婦喧嘩の仲裁をした話は有名ですね。
ねねのことを褒めちぎり、秀吉を「ハゲネズミ」とこけ下ろした上で、ねねに正室らしく振舞うように注意した手紙として知られています。
織田シナモン信長では、面白おかしく適当に書いたかのように描かれていました。
信長の頭の良さが伝わる手紙なのに、そんな感じ!?と思い面白く感じました。
また、シナモンは徳川家康のことを友人と思っていたようですが、家康はとっても気を使って疲れる相手に感じていたかもしれませんね。
亡き信長の遺志を継承して、家康が天下人になったという解釈は、私にはなかったので、なるほどと思いました。
シナモンは純粋な犬ですね。
またアニメの中とは言え、妻はお濃(濃姫)だけというのは良かったなと思いました。
濃姫は信長に嫁いだ後の記録がほとんどなくて、結婚してすぐに離縁したとする説もあるくらいです。
下の写真は濃姫と信長の銅像です。
信長の方を見る濃姫に対して、信長はそっぽを向いています。
真実はわかりませんが、まるで仲良くなかったような銅像まであって、少し悲しいなと思っていたので、アニメでお濃だけというセリフに救われたような思いがしました。
また、「セーラ」が男性だったことに驚きましたが、戦国時代を絡めたアニメなので、衆道関係(男色)という可能性はあるなと思いました。
いづれにしても、三津秀人は市子に興味なさそうですね。
コメント
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[…] これは5話でも登場しましたが、信長はねねの愚痴を受け止めて、励ましながらも上手く諭します。 […]