面白さと歴史の小ネタを融合したような漫画、「織田シナモン信長」がアニメとしてテレビ放送されました。
今回は1話のあらすじ、感想を書いた記事です。
アニメは本能寺の変から渋く始まり、面白可笑しい物語に描かれていきます。
この記事は、詳細な「ネタバレ」を含む記事です。
また、記事の最後には、「織田シナモン信長」をお得に見る方法を紹介しています。
1話「時空を越えて蘇った漢 ワシが織田シナモン信長である!?」のあらすじ
アニメの始まりは、天正10年6月2日、本能寺の変が正に起きた瞬間です。
明智光秀が、主君・信長に謀反を起こした戦国一の大事件から始まります。
織田シナモン信長で信長は、「おそらく来世は犬畜生まで落ちるか・・・」とつぶやきながら、自害して果てます。
戦国の世から現代へ場面は切り替わります。
日本の一般家庭の犬小屋に柴犬が一匹…。
どうやら、織田信長が生まれ変わった姿の様子。
その上、信長だった頃の記憶もしっかりとあります。
信長は「来世もやっぱり第六天魔王とか言っときゃよかったのである!!」と言い悔しがります。
その悔しがる姿も、犬が遊んでいるようにしか見えず微笑ましい描写です。
犬小屋には「シナモン」と書かれています。
アニメのタイトル「織田シナモン信長」のシナモンとは、現代での信長の名前が「シナモン」という意味です。
シナモンの飼い主は、女子高校。
女子高生と散歩をする信長(シナモン)、散歩すら一人でできないと嘆きます。
しかし後に、飼い主から水をもらって喜んだり、お腹を撫でられたり、意外と楽しんでいる様子です。
飼い主とドックランに行った信長(シナモン)、そこで驚きの出来事が待っていました。
ドックランには、犬牧場のように沢山の犬がいました。
そこで信長(シナモン)は、「ワシは信長であ~る!!」と叫びます。
ですが、そこは犬「アオーン!」としか聞こえません。
そんな時、信長(シナモン)の元に、フサフサの犬が現れます。
「貴公もしや、織田信長殿かな」
「貴公も犬に生まれ変わっておったか!」
と信長(シナモン)は、話しかけられます。
話しかけた犬は、丸いクリクリしたつぶらな瞳の愛らしい犬です。
その姿からでしょうか、信長(シナモン)は「森蘭丸」と間違えます。
森蘭丸とは、信長の小姓で、寵愛を受けた人物ですね。
しかし、蘭丸ではありませんでした。
次に「直江兼続」かと思ったようですが、それも違いました。
相手の犬から素性を明かしますが、その愛くるしい姿からは意外な⁉武田信玄でした。
随分可愛くなったと驚く信長(シナモン)。
そしてドックランからは、次々に生まれ変わった(転生した)犬たちが現れます。
伊達政宗、上杉謙信、今川義元、黒田官兵衛…。
多くの有名武将が犬に生まれ変わって群雄割拠という状況に、信長(シナモン)はとても驚いた様子です。
場面は変わって、テレビで本能寺の変の映像が流れて、信長が亡くなるという場面がありました。
翌日、ドックランで転生した犬たちが本能寺の変について話しています。
どうやら謀反を起こした人が誰か、はっきりしてないという感じです。
誰が謀反を起こしたのか、犬達で議論しています。
謀反人は光秀と言い張る信長(シナモン)、そんな中、明智光秀に見た目がそっくりな男性が信長(シナモン)達を見つめています。
ビックリする信長(シナモン)、「君は…」と言いながら近づく光秀似の男性。
怖がる信長(シナモン)に抱きつき、「大~好きだ~」と信長(シナモン)に言う男性。
ここで終了でした。
1話「時空を越えて蘇った漢 ワシが織田シナモン信長である!?」の感想
そんなに期待せず視聴しましたが、意外と面白かったです。
面白おかしいアニメでありながら、織田信長の時代劇にもありそうな、歴史の豆知識のようなものが散見していますね。
「織田シナモン信長」の本能寺の変の時、水色桔梗の家紋の入った旗がありました。
史実でも同じだったようですが、水色の家紋は珍しく、「水色桔梗」の旗で明智光秀の謀反だとわかったと云われています。
信長は、「人間五十年 下天の内をくらぶれば 夢幻の如くなり」という敦盛の一節が流れる中、自害します。
ここまでは、渋めのアニメかと思いましたが、場面が変わると可愛い犬になっていて驚きました。
しかも飼い主は女子高校で、市子という名前、信長の妹・お市の方からとったようですね。
信長がシャンプーハットを欲しがったのも面白かったですね。
シャンプーハットは首につける物だと思ったようで、どうやら南蛮人の首元に付いていたヒラヒラした物を思い出したようです。
信長本人もオシャレで、新しものが好きだったそうで、シナモンも同じなんだと面白く見ていました。
人間用のシャンプーハットは、犬にすると耳に水が入ってしまってましたね。
伊達政宗が転生した犬は、「ぶーちゃん」という名前だったり、犬だけで話している様子は、ほのぼのとした感じですね。
少し驚いたのが、「織田シナモン信長」の中の光秀が、若くてイケメン過ぎに描かれているところです。
信長より年上の可能性がある光秀ですが、「織田シナモン信長」の中では、随分年下のようで若かったですね。
そして、逸話通りに鉄砲の名人、信長も嫉妬している様子で、面白い描き方だなと思いました。
本能寺の変のことがありますので、光秀のことが「光秀が大嫌いであ~る」とのことですが。
「織田シナモン信長」の中では、本能寺の変を起こした人物が分かっていないようですね。
史実では、黒幕はいるかもしれませんが、少なくても実行犯は光秀とされています。
「織田シナモン信長」では、違った解釈で描かれるのかなと楽しみでもあります。
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