織田シナモン信長12話のあらすじ、感想 市子とシナモンの出会い

織田シナモン信長のテレビアニメの最終回、12話のあらすじ、感想を書いています。

伊達政宗の死装束(白装束)の話が伝わる小田原城へドライブする話と、シナモンと市子の出会いについての回です。

目次

小田原城について談笑する

ある日、シナモン(織田信長)、ブー(伊達政宗)、ラッキー(武田信玄)、ジュリアン(上杉謙信)、ギルバート(今川義元)、リリィ(マリー・アントワネット)、マルタロウ(真田幸村)、チャーリー(黒田官兵衛)、ホイップ(松永久秀)がドックランに集まり談笑していました。

先日、三津秀人が福引券でレンタカーの無料券を当てたので、本願寺世良(セーラ)、市子、トモちゃん、アイちゃん、ブー(伊達政宗)、リス(明智光秀)と小田原城までドライブに行った時の話をしています。

小田原城は難攻不落の城、ジュリアン(上杉謙信)、ラッキー(武田信玄)も戦国武将だった頃、攻め落とすことが出来なかった城で、苦い思い出がある様子です。

戦国最強といわれた二人でさえ、攻略出来なかった小田原城攻略のカギは、黒田官兵衛が設計した石垣山の一夜城にあったと、誇らしげにチャーリー(黒田官兵衛)が話します。

石垣山の一夜城とは、豊臣秀吉の命令で短期間で造らせた、北条氏の居城・小田原城攻略の為の城であると、チャーリー(黒田官兵衛)が説明します。

短期間で城が造れた話にシナモン(信長)、ブー(伊達政宗)、ラッキー(武田信玄)、ジュリアン(上杉謙信)、ホイップ(松永久秀)が驚くと、マルタロウ(真田幸村)は「皆さん死んじゃってましたから、知らなくて当然、アハぁ」と笑います。

マルタロウ(真田幸村)にバカにされたように感じたシナモン達は、ムッとします。

その様子を見ていたリリィ(マリー・アントワネット)は、国内旅行で盛り上がれるなんて慎ましいと言います。

セレブ犬のリリィ(マリー・アントワネット)にそう言われ、シナモン達は嫌味のように感じますが、夫・ギルバート(今川義元)がリリィを諫めます。

ですがリリィは、何がいけないのか分からない、というお嬢さまっぷりを見せていました。

一方のマルタロウ(真田幸村)は、小田原城攻めはボクの初陣だったと言いますが、ラッキー(武田信玄)に初陣は、第一次上田合戦ではないのか突っ込まれます。

諸説あるみたいです、と自分のことなのによく分かっていない、マルタロウ(真田幸村)でした。

小田原城にドライブ

場面は変わり、小田原城にドライブ行った時の回想です。

免許を持っているのは、本願寺世良(セーラ)一人のようですが、2年ぶりの運転とのことで、運転方法のガイドブックを見ながら奮闘しています。

なんとか発車するものの、自転車に抜かれるスピードで、皆心配してましたが、なんとか走っていました。

一方のアイちゃんは、感傷的になっていました。

小田原城行きは、アイちゃんの提案でしたが、大ファンの伊達政宗ゆかりの地でした。

アイちゃん曰く、伊達政宗が黄金の磔台(十字架)を持って、生きるか死ぬかの瀬戸際だった場所だと言います。

すると、シナモンに尋ねられたブー(伊達政宗)は、黄金の磔台を背負っていたのは京都で、小田原攻めの時は、それ程切羽詰まっていたという意味じゃないかと言います。

小田原城天守(外観復元)
小田原城

そうこう話しているうちに、三津秀人が車に酔ってしまいました。

どうやら、子供の頃から車酔いをするそうですが、シナモンとドライブしたい余りに、車酔いの癖は治ったと本願寺世良に嘘をつき参加していたそうです。

三津秀人が車酔いで衰弱してしまい、皆どうしようかと考えます。

そこで、三津秀人はシナモンを抱っこすれば、元気になるかもしれないと言い、試してみたところ本当に元気になりました。

シナモンは不本意でしたが、三津秀人に抱っこされながら、ドライブは続けられました。

その姿を見た一同は驚きますが、市子は三津秀人のシナモンに対する気持ちに感動していました。

三津秀人に抱っこされたシナモンを羨ましがる市子、伊達政宗に思いを馳せ感極まるアイちゃん、シナモンに夢中になる三津秀人、運転にテンパル本願寺世良…、車内は異様な雰囲気でした。

周りの様子にトモちゃんは引いてしまい、ブー(伊達政宗)だけがまともそうに見えました。

そうこうして、小田原城に到着し、大きな天守だと眺めていました。

シナモン(織田信長)がふと後ろを見ると、三津秀人の肩に乗ったリス(明智光秀)と目が合います。

「どうも」とリス(明智光秀)が言うと、喋れるリスにシナモンは驚きます。

明智光秀が転生した姿がリスと知れば、シナモンは黙ってはないでしょう。

正体を勘付かれたくないリスは、「私誰だか分かります?」とシナモンに聞いてしまいます。

ですが、リスに決まっているだろう、という反応をシナモンはするのでした。

そして、小田原城の天守閣はペットを連れて入れないことが分かり、シナモンが行かないならボクも行かないと三津秀人が言い、市子、アイちゃんも続いた為、小田原城は諦めて石垣山の一夜城に行くことにしました。

それを聞いて、アイちゃんとブー(伊達政宗)は興奮します。

というのも、石垣山の一夜城は伊達政宗の生死を分ける出来事のあった地。

小田原攻めに大遅刻した伊達政宗は、豊臣秀吉に成敗される可能性があり、死装束(白装束)を着て現れ秀吉に許されたという。

その上、ブー(伊達政宗)は、爪痕も残してきたと言います。

シナモンとリスは、財宝などを埋めたのかと思い心躍ります。

また、ブー(伊達政宗)は歴史が変わる位の事であると期待させますが、「政宗 参上 いくさ 上等」と落書きを残しただけでした。

シナモンが子犬の頃

ある日、お腹の調子が悪いシナモンは、市子に連れられ動物病院へ行きました。

市子はシナモンの心配をしますが、シナモンは小田原城ドライブで、三津秀人とブー(伊達政宗)の相手に疲れただけだと思っていました。

獣医に診てもらうと、お腹ごゴロゴロしているので、2日間の絶食を勧められ、栄養剤としてビタミン注射をされました。

体調不良で弱ったシナモンは、生まれたばかりで子犬だった頃を思い出していました。

織田信長の記憶が残っているのに、柴犬4兄弟の末っ子として生まれ変わったことを、受け止めるのに時間がかかったそうです。

そして、人間の赤ちゃんとは違い、犬の赤ちゃんは、ボーっとしていると兄弟との生存競争に後れを取ると思ったそうです。

母犬の乳首には、乳の出が良い場所と出の悪い場所があるそうで、出の良い場所を確保しないと、後々の成長に関わると言います。

その奪い合いは、まるで戦国の世のようで、先手必勝でシナモンは負けることは無かったそうです。

そうシナモンが回想していると、両親がきて市子にご飯を食べるよう促します。

ですが、食いしん坊のシナモンが絶食中であるという理由で、断り看病を続けます。

シナモンと市子の出会い

ジーンっときたシナモンは、市子と出会った時のことを思い出します。

シナモン達4兄弟は、母犬から離されると、ペット屋に移されたそうです。

ペット屋でも戦があったそうで、ドックフードを食べる際、器を抱え込むようにして食べ、横から奪われないようにするという…。

シナモンが吠えながら1匹で食べ、3兄弟は羨ましそうに眺めていました。

それは常在戦場のようだったと言い、そのせいで、シナモンの顔はより険悪に、オッサンのようになったそうです。

喧嘩腰で目つきの怖いシナモンは、ペット屋の店員やお客さまからの評判が、芳しくなかったそうです。

次々、兄弟が売れていく中、シナモン1匹が売れ残ります。

そして店員からは、子犬の時でさえ憎々しいのに、成長したら売れ残ると呟かれ、今後自分はどうなってしまうのかとシナモンは思っていました。

そう不安に思っている時、「この子がいい」という声が聞こえてきます。

ふて寝していたシナモンが顔を上げると、少女の頃の市子が立っていました。

シナモンに好感を持っていなかったからか、店員は別の犬を勧めます。

シナモンは店員を凄い顔で睨み、この物好きな娘(市子)に嫌われたら、もう引き取りては現れないかもしれないと思います。

切羽詰まったシナモンが、生まれて初めて愛嬌を振りまこうとしたその時、市子のパパが「本当にこの子でいいのか?」と言い、市子のママも他の子犬を見てからにしようと促します。

その言葉でシナモンは、諦め「勝手にせよである」と不貞腐れます。

すると市子は、この「ふてぶてしい」ところが可愛いいと、満面の笑みを浮かべます。

自然とシナモンも笑顔になり、可愛い声で返事するように吠えます。

この時、シナモンは市子に深く感謝し、尾田家の一員になったのだと回想します。

※市子のフルネームは、尾田市子です。

過去を思い出していたシナモンは、気が付くとお腹の具合が良くなっていました。

お腹が空いて餌をねだりますが、市子は看病に疲れ、シナモンの傍で寝ていました。

シナモンが世話になっている市子に感謝し、市子の顔をペロッと舐め市子が気が付きます。

そして、ご飯を食べた後でしょうか、二人で散歩をしています。

シナモンという名前にも慣れてきたと思い歩いていると、「ずっと一緒に居ようね」と市子に言われます。

シナモンは「是非もなし」と思いながら歩いていました。

織田シナモン信長12話の感想

最終回らしくドックランに全員集合しましたね。

また今回は、豊臣秀吉の天下統一の総仕上げ、小田原攻めに関係した話でした。

伊達政宗は、小田原城主・北条氏と誼を通じていて、豊臣秀吉に最後まで従わなかった武将の一人。

豊臣秀吉は恭順の意を示さない北条氏を成敗しようと、全国の大名を呼びましたが、伊達政宗の姿が見えませんでした。

伊達政宗は、豊臣秀吉に主従する気はないのか…、政宗も成敗の対象になるのかと思われたその時、全身「白」の衣装で身を包んだ政宗が現れました。

この白の衣装は、切腹する際に身に着ける死装束。

覚悟を示した伊達政宗のパフォーマンスが功を奏し、豊臣秀吉に許されたという話です。

この政宗の「奇策」は、テレビでも度々紹介されるので、有名な話ですね。

また、黄金の磔台(金色の十字架)は、別の時に豊臣秀吉に許しを請う時に使ったそうです。

織田シナモン信長のメインキャストの一人、ブー(伊達政宗)の代表的な話が描かれていて面白く見れました。

また黒田官兵衛が設計したとも云われている、石垣山の一夜城は、北条氏側に気が付かないように築城し、完成してから周りの木を伐採したので、まるで一夜にして築城されたかのように見せたという話です。

神業のような一夜城を見せることで、戦意喪失を狙ったそうです。

12話はほぼ歴史に則していて、「織田シナモン信長」というタイトルを裏切らない内容に思いました。

そして後半は、子犬の頃のシナモンと市子の出会い。

最初は、犬に生まれ変わって茫然としていたのに、兄弟達に負けないよう餌を食べ生きようとする犬の性。

織田信長なのに切ない思いと、生まれたからには生きたいという思い…、前世の記憶があればこんな感じかもしれないと思い見てました。

市子に選んで貰えた時のシナモンは、とっても可愛い顔をしてましたね。

市子との生活も幸せだから、シナモンという名前にも慣れてきたと、まんざらでもない様子なんだろうと思いました。

織田シナモン信長の漫画は続いているそうですが、テレビアニメは最終回。

最終回に相応しい内容に思いました。

また、続きを放送してもらえる日はくるのでしょうか。

あっても可笑しくないと思いますが…、期待して待ちたいと思います。

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